端材の薪と言えば、根や細枝、建築材の端、古木、不揃い、黒ずみ、雑木混入などの薪とイメージしてしまいます。
しかし、「那須の薪」の端材の薪(上級)は、独自規格を満たさない中途な薪ではあるものの火持ちを考え、太さと長さを考慮して薪割しました。
大きさの大小は、ありますが可能な範囲で長さ20センチ、幅15センチ程度になるように製作しています。
46センチの薪が入る薪ストーブで使用可能で、経験上この太さで不揃いな薪の方が燃えつき、火持ちが良いように思います。
もちろん薪の樹種は、ナラ(クヌキ)のみとなっています。
端材は、薪割にむかない木材の根に近い部分や枝の付け根の部分の節の割合が増える傾向にあります。その節が火持ちが良いのです。
薪の節の部分は、大枝や樹木を支えるために大きな圧力がかかっており、それを支えるため年輪が狭くなり、より硬くなっていきます。
デメリットは、導管が狭くなり空気の流入が少なくなるため、乾燥に時間がかかります。
一方、薪小屋へ積む際には通常薪のように奇麗に並べることが出来きないですがゴロゴロと積むので乾燥しやすい状況でストックできるメリットもあります。
「ゆいの薪」では、この性質を有効に生かすために端材の薪であっても乾燥期間を2年以上置くことで通常の薪に引けをとらない端材の薪を提供できると考えました。
一度、お試しください。
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